M.I.Aの誕生から現在まで
2010年、11月1日にコスタメサ市の教会で、モンテッソーリ国際学園は誕生しました。設立のきっかけは、この教会の部屋を一目見たときに、子どもたちが楽しく活動している姿がすぐにイメージできたからです。当初の計画よりも早く設立を決心しましたのは、どうしてもこの環境で子どもたちを迎えたいという強い思いからででした。11月という通常新学期である、9月より、2か月も過ぎてからのスタートでした。現在の幼稚部のディレクターを務めるエイミー エバンズは、初めて当園の職員として迎えた先生で、当時彼女はまだ生徒のいない部屋をみて、「どうなることだろう」と毎日不安だったそうです。
2年が経った2012年には園児が38人になり、広い園舎への移転を決意し約1万2千スクエアフィート敷地内に、5つの教室を有する施設と広い園庭があるサンタアナ校に移りました。事務所を中心に、四方に設置された部屋は、ドアや壁などで仕切られていないため風通しもよく、また姿は見えなくても子どもたちの元気な声や動きを感じることができます。教師の人数も増え、それぞれクラスを受け持っていますが、全員が全ての子どもたちを見守る体制と環境が整っており、当学園の特徴の一つとなりました。
卒園生の保護者の方より、「学校を卒業してからもモンテッソーリ国際学園で子どもたちを学ばせてあげたい」と、リクエストを頂き、小学部プログラムも設立しました。2016年10月から、幼稚部の隣に約6000フィートの広大な新校舎で始まった「スクールエイジ・プログラム」は、5歳以上対象にしたプログラムです。初等科と日本語学科、そして芸術学科の3つのコースに分かれており、いずれも、自主性や自立心を育む最高の環境で、モンテッソーリ教育の理念に基づいたクラスを設けています。
園長 炭川純代の経歴
日本にてモンテッソーリ教師の資格を取得。幼稚園教諭として幼稚園に5年間勤務。その後、更にモンテッソーリを学ぶために渡米。American Montessori Society (AMS) 認定の幼児及び小学部の資格を取得し、Casa Montessori School にて3-6歳児のクラス担任として7年間勤務。2003年 University of California Los Angeles、で心理学学士号取得。行動療法士として自閉症児の支援をし、その活動の一環として、自閉症やその他の障害をもつ子どもたちにミュージカル“Cats”を指導。障害児とその兄弟姉妹たちで結成した“Miraclecats”のディレクターを務める。2009年College of St. Catherineにて教育学の修士号取得。2010年コスタメサ市に英語と日本語のバイリンガル教育の幼稚園、モンテッソーリ国際学園開園。現在、はサンタアナ市でモンテッソーリ国際学園初等科プログラムとして幼稚部に隣接している校舎のディレクターを務める。公益財団日本モンテッソーリ総合研究所研究員。カサモンテッソーリスクール(ノースリッジ・ロサンゼルス)役員。