穴に入れる
「日常生活の練習」の活動の一つの『穴に入れる』について紹介します。
このお仕事は、2〜3歳児のクラスでとても人気なお仕事の一つです。
『穴に入れる』のお仕事は、指先をたくさん使って洗練させ、手全体を使った動きの調整、獲得が目的です。
ピンポン玉くらいの大きさの穴に、プラスチックのフルーツのオブジェクトを入れていきます。透明な容器で中も見えるものを使いましょう。子どもたちは、『この小さな穴に入るのかな?』と色鮮やかなオブジェクトが穴の中に入っていく様子をじっくりと見て楽しみます。
また、オブジェクトがやっと入る大きさの穴に一生懸命入れようし、オブジェクトが落ちると喜び何度も繰り返します。全部入れ終わったら、蓋を開けてまた元に戻します。
発展としては、『握る』からつまむへ、大きいものから小さいものへとレベルを上げていきます。手で直接握って持つところから始まりますが、親指、人差し指、中指の三本指に力がつくと、トングやピンセットが使えるようになり、箸や鉛筆を持つことにつながります。
そのほかにも同じアイディアで、おはじき落としやつまようじ落としなどたくさんのバリエーションも作ることができます。